インプラント治療Q&A

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インプラント治療においてよくある質問がいくつかございます。そこで今回は、その質問をまとめ詳しく解説いたしました。
ぜひ、参考にしてみて下さい。

インプラント治療において必要なこと

インプラント治療は、メリットがとても多い治療にはなりますが、その一方で色々と事前に準備しなければいけないことがあります。インプラント治療は、自費診療なため、高額な治療費がかかります。
また、インプラントを入れるのに外科的な手術を最初にする必要があります。
まとめると、高額な治療費が必要になることと、外科的な手術が必要で、その全てが完了するには、長い期間がかるということです。
歯を支えている骨がしっかりとあるのか、溶けてしまっているのかにもより治療が可能かどうかも決まり、またその時点で難易度も変わってきます。
インプラントの治療を考えている方は、自分の難易度がどのくらいかと、主治の歯科医師によく話を聞き相談していくと間違いが無く成功する治療が受けられます。

インプラント治療は何歳からできるのか?

インプラント治療ができるのは一般的に顎の成長が完了し、口腔の発育がほぼ終わった20歳以降になります。しかし、具体的な年齢は人により異なります。
また、高齢者の方においては年齢制限はありませんが、健康であれば、インプラント治療を行なうことができます。ただし、全身的な健康状態や骨密度、口腔の状態が良い場合でないとインプラント治療がリスクとなってしまうことがあります。
ですので、十分な評価が必要ですので口腔外科やインプラント専門の歯科医師と相談することが重要になります。

インプラント治療で痛みはあるか?

インプラント治療をする際には、局所麻酔を行なうため治療中の痛みはほとんどありません。
局所麻酔は、普段の歯科治療でも使われることの多い麻酔薬になります。
局所麻酔のメリットは、治療部位周辺の神経を麻痺させるので、治療中に痛みを感じることがありません。
そして、局所的に使用されるため、全身への副作用が少ない点も使いやすい理由の一つです。
数分から数十分で、麻酔の効果を発揮し、持続可能な時間としては数時間程度ですので、麻酔が切れてから普段の生活に戻れる時間がとても早いことも良い点です。
その他に、静脈内鎮静法という麻酔薬もあります。
これは、患者さんがリラックスして歯科治療を行えるようにするもので、緊張や不安を軽減するためにとても有効です。
全身麻酔に比べ、比較的回復も早く副作用が少ない点もオススメなポイントの一つです。
手術後の痛みに関してですが、手術部位や本数などにより若干の違いはありますが、麻酔が切れてしまった後少し痛みが出てくることがあります。
これには、痛み止めのロキソニンやカロナールなどの鎮痛薬を服用することで抑さえることができます。
それでも治らない場合には、必ずご連絡ください。

インプラントは何年ぐらい使えるのか?

多くの研究結果からは、10年以上使用可能なものや、または一生涯にわたり機能することが期待されているものなど幅広くあります。
さらに、一部の研究ではインプラント生存率は95%以上であり、20年間以上もの間機能していると報告されています。
しかし、インプラントの使用が短くなってしまうようなケースもあります。
その理由の1つに挙げられるのがインプラント周囲炎です。
主な原因となるのは、プラーク(汚れ)です。
インプラント周囲炎になってしまうと、インプラント治療した歯の歯肉に炎症が起こり、ひどくなってしまうとその歯の骨が吸収されてしまい、最終的にインプラントが抜け落ちるという状況になってしまいます。
ですので、インプラントを長持ちさせるのに重要なことは、適切なセルフケアと定期的な歯科検診が非常に大切であることが証明されています。

インプラント治療にはどのくらいの期間かかるか?

インプラント治療の期間は、個々の患者さんの状態や治療計画により異なってきます。
一般的には数ヶ月から半年ほどかかります。
流れとしては、まず評価と計画を行ないます。初回時の診療で、口腔状態、骨量、咬合や噛み合わせの分析をし、X線やCTスキャンを使用し骨の状態やインプラントの計画を立てていきます。
その次に手術になります。
ここでは、骨にインプラントを埋め込みます。
術後は骨とインプラントが結合するまで待ち、通常数ヶ月間かかる場合があります。
最後にインプラントが骨に結合した後、人工歯(クラウン)の取り付けになります。

歯周病でもインプラント治療できますか?

歯周病であってもインプラント治療を行うことは可能です。
しかし、歯周病の進行度合いにより、インプラント治療の適応や治療計画が変わっていくことがあります。重度の歯周病が進行している場合には、歯茎の骨や顎が弱っている可能性があり、それによりインプラントの成功率や長期的な安定性が欠けてしまう可能性が高くなります。
そうならないためにも、手術前には歯周病を治療して病状を安定させておくことが大切です。また、歯周病は一度治ったとしても再発の可能性が非常に高くなりますので、日々のメインテナンスそして定期的な歯科検診の受診で、インプラントを長持ちさせることができ、寿命を延ばすこともできます。

骨粗鬆症なのですが、インプラント治療を受けることできますか?

結論として、骨粗鬆症であってもインプラント治療を行うことは可能です。
しかし、骨粗鬆症は骨密度の低下や骨量の減少を引き起こす疾患です。
ですので、インプラント治療においては顎の骨に十分な量と質の骨が必要になり、骨粗鬆症などで脆弱になっている場合、インプラントの成功率や長期的な安定性が影響を受ける可能性があります。
ですので、インプラント治療前に骨の補填などの治療が必要になります。
また、骨粗鬆症のために服用している薬がある場合は、インプラントと骨の結合に悪影響を及ぼす場合がございますので、必ず主治の歯科医師やインプラント専門の歯科医師に相談しましょう。

「手術前」

インプラント治療のデメリットとはどのようなことですか?

一つ目に自費の為、治療費がかかることです。
インプラントは保険が効かない自費診療となるために、治療費が高くなります。
インプラント治療をする本数や使う材料によっても値段は変わってきますが、保険診療に比べかなりの治療費がかかるので経済的負担が大きくなります。
二つ目に回復期間です。
術後に腫れや痛み、内出血がおこる可能性が多く、さらにはインプラントと骨の結合する期間待つ必要があります。
三つ目にインプラント治療を行なうには十分な骨の質と量が必要で、それが不足している場合には骨移植や骨増量手術が必要になる場合があります。
そして、最後に合併症のリスクです。
インプラント手術によりリスクや合併症が起こる可能性があります。
例えば、感染症や出血、周囲組織の損傷が起こりこうなってしまうとインプラント自体が失敗する可能性があります。

インプラント治療を行なう上で噛み合わせが悪くても問題はありませんか?

インプラント治療において噛み合わせが悪い場合には、いくつかの対策を行なう必要があります。
まずは、インプラントに取り付ける人工歯冠を調整することです。
これにより噛み合わせを改善することができ、噛み合わせのバランスを整えることができます。
次に、咬合調整の手術です。噛み合わせに問題がある場合には、咬合調整の手術が必要でこれをすることにより、骨の形状を修正したり咬合面を調節したりすることで、正しい噛み合わせを再構築します。

インプラントの上にかぶせる「被せ物」が壊れることはありますか?

インプラントの上にかぶせる被せ物(クラウンやブリッジなど)は通常、耐久性の高い材料で作られていますが、時間の経過や外部要因により壊れる可能性があります。

インプラント治療は喫煙者でもできますか?

喫煙者の方でもインプラント治療を行なうことはできますが、治療の成功率やインプラントの寿命にとても大きな悪影響を及ぼし、喫煙により口腔に多大な負荷を与えることになります。
インプラントと骨を結合するためのプロセスにおいて、喫煙により血液循環が悪化し、骨の修復能力が低下することが報告されていて、これによりインプラントの安定性や寿命に影響を与えます。
また喫煙は顎の骨への健康にも影響を与えます。喫煙により骨の密度が低下し、骨の修復や再生の妨げにもなります。
さらには、歯周病になる可能性と悪化するリスクが高まってしまうので要注意が必要です。
喫煙することで以下のようなリスクがあり、それが直接インプラントの成功率と寿命に影響してきます。
喫煙をすることが難しい場合でも、相談を行い適切な治療をすることが非常に重要になります。

高血圧でもインプラント治療はできますか?

高血圧の方でもインプラント治療を受けることは可能ですが、心血管系に影響を及ぼす場合があるのでいくつかのことには注意が必要です。
まず、総合的な健康状態の評価を行ない血圧の管理をすることが必要です。
治療中に血圧上昇や合併症のリスクが高まる可能性があるので、適切な治療を行なうことが重要です。
次に麻薬や鎮静法の選択ですが、高血圧の方は選択に注意が必要です。
通常処方されている薬物と、インプラント治療に使用される薬物の相互作用において、一部出血リスクを増加させてしまう可能性があるので、薬物調整や管理を行なうことが必要です。

「手術中」

インプラント治療の成功率は?

インプラント治療の成功率は一般的に高く、95%以上、そして10年以上の期間にわたってインプラントが機能しているケースが多いです。
成功率は個人や様々な要因によって、変わってきます。

インプラント手術後の入院は必要ですか?

インプラント手術は、外科的な処置ですが一般的に外来手術として行なわれているために、入院は必要ありません。

「手術後」

気をつけた方が良い食べ物ありますか?

インプラント手術後はやわらかい食べ物を食べ、そして適切な温度での食事が大切です。
やわらかい食べ物は口腔の回復を促すためによく、適切な温度にするのは、インプラント周囲の刺激を避けるためです。
大きな塊のまま食べてしまうと、インプラント周囲に影響を及ぼす可能性があるため小刻みにした物を食べ、十分なタンパク質とミネラル、そしてビタミンを摂取するようにしましょう。
これにより免疫力が上がり、回復を早めてくれます。

インプラント治療をすることで将来体に悪影響を及ぼしますか?

インプラントは、一般的には安全なため悪影響を及ぼすことは少ないです。
ただ、チタンアレルギーのある方には要注意が必要です。
アレルギーをお持ちの際は事前にご相談ください。

インプラント治療したことは歯を見たらわかってしまいますか?

一般的に、歯を見られただけインプラント治療を受けたことが分かることはありません。
インプラントは人工歯根であり、かぶせ物や義歯に装着されるため、自然な見た目を再現することが可能です。
インプラントのかぶせ物は、自然な歯と同じような見た目ですのでまず気が付かれることは少ないでしょう。
ですので、心配になさっている方はご安心下さい。

インプラント手術後の運動はできますか?

運動はできるだけ避けるようにしましょう。運動することで血圧上昇を引き起こし、体を揺さぶる動作などが出血を引き起こすリスクとなってしまいます。
また、痛みや腫れが悪化してしまう可能性もありますので、病状が安定するまではできる限り控えるようにしましょう。

手術後の食事はどのくらいから取れますか?

麻酔が3~4時間くらいでは切れると思うので、それからでしたら食事を摂取して問題はありません。
免疫力を付けて早く回復するためにも、口から栄養を取ることは大切です。

手術後のお風呂は大丈夫ですか?

手術後は傷口からの出血や腫れが生じることがありますので、お風呂の際に湯船につかったりすることで、傷口が刺激され感染のリスクが高まってしまうことがあります。
ですので、手術後は、シャワー程度にして湯船につかることは控えましょう。

手術後の歯磨きはしてもいいですか?

歯磨きをしても大丈夫ですが、手術して部位は避けるようにしましょう。
傷口に当たってしまうとそこから、出血のリスクが高まったり、細菌の感染症を引き起こしたりする可能性もあります。
ですので、そうならないように気をつけましょう。

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